清水の舞台から縄ばしごで降りる

次回は4月末に更新です。ナンパってまだ生き残っているんですね。

【自分語り】コロナ経験!

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▲はい罹りましたー!

ウィズコロナ、ポストコロナ、アフターコロナ。

何かいろんな様式名称が出ておりますけれども、要するに「先が見えません」ってことですね。

国や自治体がやれることなんてマジで限られているので、何処かの知事が要請したように自助というか自衛が必須になる。

 

……まあ自衛したところで罹る時は罹るんだけどね、私みたいに!

 


 

●2022年2月8日(火):発症

遅☆刻

職場は8時半スタートなので、15分前にはいるべきです。

しかし私は8時35分に職場着。

 

係長に「電車?(笑)」と言われました。

本当に遅延していれば「○○駅で非常停止ボタンを押されました」とか答えるところを、「へへへ、すいやせん……」と回答。

近くで聞いていた同僚何人かが「ん?」という顔をしました。

この日の電車が遅延していないことは、同じ路線を使っている同僚が証人となっています。

 

遅れたのは電車のせいではありません。

己の関節痛で、普段の0.75倍速でしか動けなかったのです。

この関節痛というのが曲者で、全関節にキます。

「全」関節です。全てです。膝とか指だけではありません。

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▲背骨の節も込み!

私の場合、「全関節痛が出る→発熱(38℃)」はお約束なので、「あーいつものだー」と大らかに構えておりました。

しかし今思うと、それが朝に出るのはです。

 

午前中一杯は0.75倍速で勤務しておりましたが、その間も……

 

・一度座ったら立つのに勇気がいる

・いちいち物に掴まらないと移動できない

・階段昇降が地獄

 

という有様で、段々と同僚も訝しみ始める。

「腰をやったのか?」「脚を折ったのか?」痛風?」等と有り難いんだけど見事に外している質問が投げかけられます。

 

それだけザワザワしていたら係長の目にもつきますよね。

「熱測れ」と体温計を渡され、測ってみたら37.4℃。

私の平熱は37℃なのであーへぇーと平然としていたんですが、

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と一喝されました、ハイ。

この時、丁度正午。

 

ところが、普段は片道一時間で済むところを二時間かけて帰ることに。

全関節痛が悪化し、行動が0.5倍速にまで落ち込んでいたのです。

無事東京駅に辿り着いた後は、座って乗換駅までしっかり寝ました(寝過ごしました)。

 

ヨロヨロヨボヨボ歩いて自宅へ帰投し、爆 睡

電車でも寝ていたのにスァッと寝ました。

余程体力を消耗していたとお見受けする。

この時に見た夢は廃藩置県です(※この夢、ここから何度も見ます)

 

起きたのは夜、19時。

 

全関節痛、最悪化

頭痛、最大出力で追加!

あとすっげぇ暑い

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ポーゥ(驚愕を表す声)

 

小僧(=熱)、派手にやるじゃねぇか!

 

お腹は空いているし食欲もあるが、何せ関節痛と頭痛でとにかく食事行動すら面倒臭いので、取り敢えず小鉢にキムチをしこたまブチ込んでササッと喰らいました。

本当は茄子のお漬け物が食べたいのだがと母に言うと、「茄子が無いからってキムチ食べられるのか……」と驚かれました。

 

そのままアクエリアス2Lと共に就寝。

 

●2022年2月9日(水):検査実施

頭痛と関節痛と喉の痛みと喉の渇きで何度も深夜に起き、アクエリアスを飲み、トイレに行って寝て、廃藩置県の夢を見ること実に8ループ

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何で延々と廃藩置県に携わらなきゃならんのだッ! ボケッ!(怒)

 

空が白み雀が囀り出す頃には、アクエリアス2Lは消え失せていました。

飲み過ぎ。

 

さて、前日に家族が予約してくれていたお医者さんに行くことに。

朝食にうどんをむしゃむしゃ食べて市販の頭痛薬を飲んだので、やや軽快に動けます。

 

予約は11時45分。

コロナの可能性が大ということで、風邪ライクな症状を持っている人間は全員外で待たされます。

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呼ばれたの、13時

二時間弱、寒風吹きッ曝し。

別の病に罹るわこんなん!

 

さて診察は異様にスピーディーに行われました。

当たり前です。

後ろがつかえているのと、一秒でも早くこのばい菌持ちに出て行って欲しいわけですから。

 

・自覚症状は?

・薬で出たアレルギーや体調不良は?

・今飲んでいる薬は?

 

大別して上記三つをポンポンと聞かれる。

私も皆様のお邪魔にならないよう、必要最低限にガンガン答える。

 

医「お金掛かっちゃいますけど、ついでにインフルエンザやっときますか?」

私「ウス オナシャス」

 

インフルエンザはAもBも結果出ませんでした。

 

この時頭痛と関節痛は消失しており、代わりと言いたげに鼻水がズビズビ出ていました。

それ故か、鼻の奥に綿棒を突き刺すPCR検査もインフルエンザ検査も、懸念していた程の痛みはありませんでした。

ただ、小さな子供はギャン泣きするだろうなとは思います。

 

医「じゃ麻黄湯カロナールね、出しておきますから」

私「アイ」

医「検査結果は電話しますからね」

私「アイ アザス」

医「外出しちゃ駄目ですよ、おうちで静養ね」

私「ウス」

 

お隣の薬局で薬を出してもらい、秒で帰宅して職場に報告しました。

 

係「受けたのね、PCR

私「はい、結果は明日か明後日だそうです」

係「分かった。いろいろ確認があるから、その時は面倒臭いけど協力宜しく」

私「アイ」

 

その後は麻黄湯を服用し、またもりもりとご飯を食べ、スヤスヤ眠りました。

 

●2022年2月10日(木):咽頭痛激化

朝、大変不愉快な目覚め。

唾を飲み込んで喉奥全土に激震が走ったからです。

同時に声もカスカス。

 

熱は一気に引いて37.7℃、関節痛・頭痛共に薬を飲まずともロスト。

その痛みを全部集めて喉に塗っておきましたと言わんばかりの咽頭痛。

首周りを押すと、いや触っただけで首より上全てに響く程の痛み。

我が体ながら馬鹿です。何でコレクションしてくるんだよ。

 

余りの痛みに体に力が入り、その勢いでおならが少々。

 

プスゥー……ジョ

 

「ジョ」?

トイレで確認してみると、どうやら尻から水便(というかウ○コ色の水)が漏れ出でてしまったようです。

昨日まで無かっただけに、副作用とか新しい症状かとかいろいろ過ぎり……

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いや絶対これのせい

 

冷やし清水にされたことへの怨嗟を呟きつつ、喉の痛みに耐えてご飯をもりもり食べていると、病院から電話が来ました。

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ですよねー。

 

なおこれと同時に実は2月8日に検査していた母の結果(陽性)も伝えられ、今家にいる母・兄・私の内二名が陽性であることから兄もみなし陽性(=オメーも感染してんだろうから外出てくんなの意)となりました。

※父はこの時海外に行っているので影響無し

我が家、全滅

 

まあ、兄も母も喉痛いとか言ってるからね……

 

声カスカスで意地でも喋りたくない私は、係長にショートメッセージでご報告。

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▲その時の実際のメッセージ

とはいえ全員症状は「酷い風邪」程度のため、入院やらホテル療養やらといった話は勿論無し。

貰った薬や市販薬で気になる症状だけ押さえる程度にし、後は寝るという古典的な静養を取ることにしたのでした。

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▲その後は保健所と

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厚生労働省から通達がそれぞれ来た

すまんな、スマホ容量が足りなくてCOCOA入れられないのだ……と、後者はブロックしました。

ブロックしないと20分おきに「貴様何故登録しないのだ?」と圧をかけてこられるので……

 

●2022年2月11日~18日:寛解

喉の痛みと水便に加え、くしゃみと鼻水が積極的に出てくるようになりました。

これは排菌作業か? と何となく思ったので、

 

・喉の痛み→痰を徹底的に吐き出し嗽を行う

・水便→水分取りまくって出し続ける

・くしゃみ→放ちまくる

・鼻水→絞り出す程の勢いでかむ

 

と攻撃的なまでに出しに行きました。

鼻水はかみすぎて鼻血にメガシンカした時もありましたが、概ね問題無し。

 

さて、18日まで待機か……

……うーむ、だ。

することが無い。

 

しょうがないので、オンラインゲームしたり、ブログや小説を執筆したり、工作したり、動画編集したり、読書したり……趣味全開でノビノビ過ごしておりました。

ついでに部屋の掃除をしたら、1cmくらいのゴキブリの遺体が出てきてビビりました。

 

●2022年2月21日:解禁につき出勤

「完全復活! パーフェクト清水様だぜ!」等と言いながらスライディング入室。

まず係長含め各職員に会う度会う度「二週間弱もスマヌ」という謝辞を述べ倒していると、課長が出勤してきました。

 

係長と共に報告がてらご挨拶。

 

課「どうなの、ご家族含めて体調は」

私「全ッ然問題ありません。酷めの風邪程度だったので」

課「あ、そうなの?(笑)」

私「まあ喉痛いとか声が枯れるとかもありましたけど、結果的に自宅でゴロゴロしつつ『うーむ、暇だね』とか言ってました(笑)」

課「あらそー! そりゃ良かった」

 

課「じゃあ休んだ分働いてもらおうか!(暗黒微笑)」

 

私「ちょ」

 

たまたまこの週は「ゾロ目猫の日+一粒万倍日=超イイ日!」と世間が安直に考える2022年2月22日を含んでおり、その日が仏滅であることを棚に上げて婚姻届を出すカップルが大量に来庁して窓口を圧殺しに来る等、非常に混んでいました。

それはそれは使い倒されましたよ、ええ。

※こういうところで験担ぐ人に言いたいんだけど、余所様とそんなにも婚姻届の提出日を被らせたいの?

 

そうして職員同士忙殺されているので、自宅待機中何してたんだとかコロナの症状はとか、そんな詮索をしている暇も無く一日が終わっていきました。

 

●ようやく分かる世間の説

さて、如何だったでしょうか。

私の症状は以下でした。

 

・ごく短期間の高熱(二日間)

・全関節痛(二日間)

・頭痛(二日間)

咽頭痛(五日間)

・水便(三日間)

・くしゃみ(七日間)

・鼻水(七日間)

 

水便は冷えに伴うものの可能性があるとしても、それ以外は全て風邪の症状です。

そもそもコロナウイルス自体は極めてありふれたものであり、その内四種はリアルに風邪そのものであることは既知の事実

 

「コロナはただの風邪!」と吹聴して回った馬鹿な政治屋と、「だからマスクやワクチンなんていらん!」と誇大解釈した愚民、「人に感染させてもOK!」とまで突き抜けた脳足りんが跋扈していましたが、恐らくはこの辺りの症状を見聞きした結果なのでしょう。

 

ただ、風邪だろうがなんだろうが病になりたくないのは当然。

だからこその警戒なのでしょうし、とはいえ過度に恐れて他者を傷害するレベルになるとただのキチガイです。

採用を取り消すとか首にするとか、誹謗中傷を垂れ流したり身体や事物に暴行を加えたり……。

 

まさか読者の皆様の中に、そんな愚か者はいませんよねえ?

 

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【結論】

予防は大事。でも罹る時は罹るから大らかに。

 

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【おまけ:総括短歌】

予防策 大事だけれど そもそもの休養・体力 ちゃんと取れてる?

 

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【Staff】

企画・構成   清水舞鈴

撮影      清水舞鈴

編集      清水舞鈴

制作      清水舞鈴

監督      清水舞鈴

 

【Special Thanks】

全ての医療従事者の皆様

一週間以上も欠勤した穴を埋め倒した職場の皆様

コロナに罹った家族

コロナに罹った全ての方々

 

厚生労働省

 

スペシャルサンクスまできっちりと読む、画面の前の貴方

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なお、この話を父にZOOMで報告したところ、

「え? そんな短い待機期間で陰性になったのか?」

と謎の発言。

 

私「どういう意味?」

父「いや、こっち(海外)で罹った同僚は三週間経って症状も無くなってるけど、PCR検査がいつまでも陽性だから全然復帰させてもらえないって。暇だって言ってたよ」

私「復活にPCR検査が必要なの?」

父「逆にいらないの、そっちは? 排菌し続けるってことだぞ」

私「……」

 

えーっと私、職場で普通にマスク取って食事・歯磨きしてたから……

その時周囲にいた人は……(絶句)

The END.