▲さらばだッ
記事とも言い難い謎のものを月一で投下しているワタクシ。
時折自由ポータルZに投稿しています。
さて最初の頃(もう六年前ですって。驚く~)は思いついた物を端から無理矢理にでも体裁を整えて投下しておりました。
最近は幾らか備忘録のようにメモしながらも、闇に葬りつつある物があります。
今回はそいつらの供養です。
これを掘り起こして昇華できる人は是非やって下さい! 見に行きますッ!
- ●没①:オリジナル宗教を作って勧誘に備える
- ●没②:150歳のモノ達を探訪する
- ●没③:下の畑にゐるもの-宮沢賢治の遺産-
- ●没④:芽室には何があるのか?
- ●没⑤:片やカナル、片やインナーイヤーのイヤホン
- ●没⑥:とある清水の水耕栽培(ハイドロカルチャー)
- ●没⑦:食らえ、クソガキ! 最強チョーク射出法
- ●没⑧:爆釣したい貴方、○○型のルアーはいかが?
- ●没⑨:生活保護を受ける理由
- ●没⑩:報告書二種-第四の壁を超えて皆様へ-
- 【結論】
●没①:オリジナル宗教を作って勧誘に備える
Alephだの創価学会だのがたまに勧誘しに来ます。
「いらないです」と最初に鼻っ柱をブチ折ってるにも関わらず「それなら……」と無駄に粘ってきて、コチラの感情を逆撫でしていることに一切気づかないんですよ。
馬鹿かな?
で、いっそオリジナルの宗教『東京塔教』を作ってコイツらを返り討ちにしようと思っていたのですが、その矢先に起きました。
▲マジの勧誘体験が
書こうと思っていた内容の構成は、
起:導入、やろうと思った経緯
承:自作した宗教の内容、経典、エンブレム、衣装
転:友人に協力してもらって私へ模擬勧誘
結:友人の感想、効果の是非、準備総額
でした。
しかし、記事の流れや台本を何度書き直しても生々しくなりすぎてしまい、上記記事の情報提供者・力氏を含む全員の精神をえぐることになるのが目に見えてしまいました。
▲手元には、勧誘用のパンフという設定で
印刷会社さんに作ってもらった冊子が残った
折角作ってもらったので、何となくこれは取っておいてあります。
いつかこれを元に小説でも書こうかしら。
以来、宗教勧誘がしつこい時は、殊更に録音機を掲げて『憲法19条・20条も知らんのか。思想押しつけて来んな』と怒鳴りつけることにしています。
そっちの方が余程早い。
※憲法19条:「思想及び良心の自由は、これを侵してはならない」
憲法20条:「信教の自由は、何人に対してもこれを保障する」
【没理由】エグすぎた。
※なお、同じ理由で宗教系のネタが全部墓場送りになりました。
●没②:150歳のモノ達を探訪する
2022年に全国的に広報された『鉄道開業150周年』。
これに触発され、1872年(明治5年)生まれのモノを全て巡ってやろうと息巻いたはいいのですが……ちょっとWikipediaのページをご覧頂けますか?
▲縦に長ーい、1872年生まれ一覧
画像がこんなにギュギュッと凝縮されてしまう程多い。
日本の、それも不定形なる存在である「制度」「法律」を除いたものに絞っても凄い量。
【日本・1872年生まれリスト】(クリックで展開)
これを全部巡ること自体は簡単ですが、一つ一つ丁寧に取材して今後の展望を尋ねることを考えたらかなり冗長になる(確信)
しかも150周年(2022年)の内に上梓することを考えたら、ネットで調べたら出てくる程度の中途半端なものしか書けないのではと……。
そうこう言ってる間に2022年が終了してしまい、2023年で150歳のモノ達も足そうとしたらキャパオーバーとなりました。
上記2022年時点での150歳リストだけ載せておくので、お好きな方は巡ってみて下さい。
【没理由】多すぎた。
●没③:下の畑にゐるもの-宮沢賢治の遺産-
生前は農学の知識を、没後はその平易な文章に隠した贖罪の意識を以て広く人々の心に焼き付いてきた宮沢賢治。
彼を知るために資料館や史跡を巡るのも良いのですが、恐らく最も魂に響くのはコレでしょう。
▲撮影:下畑オリー氏
(画像引用元:cacapo『下ノ畑ニ居リマス』)
※当記事からの孫引き防止のため、
画質を落とし、自主クレジット表記した。
今のように連絡手段が豊富でない時代、自身が不在の間に尋ねてきた客人は「おや?」となるでしょう。
そこで誰の目にも明らかなように書き残した。
勿論本人の性格など分かりませんが、これだけで気遣いが見て取れるというもの。
ところで、コレが残されているのは花巻農業高校の敷地内で、移築された場所です。
現在も生徒さん達がこの儚い遺文を白墨で上書きし、保全を続けているとか。
そこで移築前の場所(現・『雨ニモマケズ』詩碑)に行き、本来の「下の畑」の生きものを見てみよう・当時に思いを馳せてみようと考えました。
しかし調べてみると、
▲周囲一帯、現役の畑
(画像引用:一般社団法人花巻観光協会
『イーハトーヴの一番星をめぐる花巻の旅』)
これ入っちゃ駄目だろ。
遠目に眺めるだけでは生き物の子細な観察ができませんが、かと言って許可を取ったところで不慮の事故で荒らす予感しかしません(運動音痴)。
観光においては、この農耕地を歩きながらより良い農耕の手段を考える生前の宮沢賢治氏を思い、その足音が聞こえるかも知れない空気感を静かに楽しむのが正解でしょうね。
間違ってもドカドカ踏み込んではいけません。
【没理由】入れなかった。
●没④:芽室には何があるのか?
これは家族旅行中に母が昔話として、「学生時代に何人かの友達と北海道に行った時、電車の車窓から芽室駅が見え、内一人の友達とやたら盛り上がった」と話したことに端を発します。
しかし芽室に何の思い入れがあったから盛り上がったのかは思い出せないとのこと。
そこで、母の青春時代に流行っていたものや懐かしい事物を考慮しつつ、芽室探査を決意し旅程を組み立てようといろいろ調べていたのですが、
▲障害①:芽室駅周辺1km(※2)に宿が無い
※1:地図にBooking.com・楽天トラベル・じゃらんの検索結果を合成
※2:駅から1km圏内を外れると露骨に人通りや店が無くなり、
不慮の事故・事件が起きた時に対応困難になってしまうため。
▲障害②:飛行機利用がマスト(高値)
▲障害③:理由を母が思い出した
以上です。
【没理由】以上です。
●没⑤:片やカナル、片やインナーイヤーのイヤホン
手持ちのイヤホンが片耳だけ断線し、「片方はまだ聞こえるのに、捨てるのも何かなあ」と思っていました。
設定をモノラルにして無理矢理使っていたこともあるのですが、聞こえない片方がブラブラとそこにいるのが鬱陶しい。
じゃあ聞こえるヤツと線を繋げたらイケるのでは?
なおかつ当時は片耳だけ外耳湿疹に罹患しており、医師から「耳をビッタリ塞ぐようなイヤホンはしちゃダメだよ~」と指導されていました。
それならば、片方はカナルタイプにして軽い付け心地・もう片方はインナーイヤータイプにして高音質を楽しめるようにしたら良いのでは?
丁度手元にはカナルタイプとインナーイヤータイプのイヤホンがあり、真逆の部位が断線していました。
早速慎重に被膜を取り去り、導線を解しつつ兄から借りた半田ゴテを温めていたのですが、ふと気づきます。
何か……色が付いてるぞ……
▲イメージ図
電子工作に慣れ親しんでいる方なら「当然だ」と呆れ返ることと思いますが、私はこの時初めてイヤホンの仕組みの一端を学びました。
即ち+極と-極がある上にメーカーによってコードの色が違う場合があり、しかもそれを確認せずに切ってしまったらもう知りようが無いということを。
\(^ω^)/
このまま繋げて音が出ないだけならまだいい。
ショートや発熱・発火、電子工作知識皆無の私が予測し得ない事故が起きたらどう説明するのか。
半田ごてのスイッチを切って冷まし、バラバラになったイヤホン達には燃えないゴミの袋に入って頂きました。
ちなみに、新しく買ってきて分解するのは、金が無駄になるばかりか使える製品を潰すだけになりメーカーさんに申し訳が立たないのでやりません。
【没理由】知識が無さ過ぎた。
●没⑥:とある清水の水耕栽培(ハイドロカルチャー)
▲某ライトノベルをまんま持ってきたタイトル
考案当時はメダカやエビを飼育していたのですが、初心者向けとされる水草四天王(マツモ、ウィローモス、アヌビアス・ナナ、ミクロソリウム)が驚く程育たずキレそうになっていました。
しかし水草を入れないと、食べ残しやフンで富栄養化することもまた事実。
そこで『水耕栽培』を併用することで、初心者向けと言いながら入れて二週間で枯れ腐るような水草に頼るよりも安定した環境を作ろうと考えたものです。
しかし実験したはいいものの、経過写真を撮る間に飼育していた最後の一匹が死亡。
名 実 共 に 只 の 水 耕 栽 培
これにより記録するやる気が失せてしまい、写真を全削除。
その後アクアリウムそのものに手を掛けられなくなり機材を全て手放し、リバイバル不可能に。
ちなみに水耕栽培の結果ですが、とっても美味しいリーフレタスができました。
【没理由】普通にレタスを育てた。
●没⑦:食らえ、クソガキ! 最強チョーク射出法
体罰が問題視されるようになってからどれくらい経つのでしょうか?
体罰は萎縮をもたらすだけなので防止すべきですが、その論理が行き過ぎて言っても分からないウェルニッケ中枢の死んでるクソガキ相手にもヨシヨシしなきゃいけないなんて大変ですね。
私なら間違いなく赴任して三日で蹴りを入れると思います。殺されないだけマシと思え(過激)
さてそんな図体ばかりデカい馬鹿ガキ相手に、先生が使える武器といえばそう、
▲チョークだよね!
しかし使っている最中のチョークなんて一つとして同じものは無い、元々特別なOnly oneですから、そうそう安定して投げられるはずがないのです。
そこで上記教員生活11年のダーツの天才と違う一般教員の皆様のため、様々な形状のチョークを狙った場所にブチ込める方法を検証しようというのがこの記事でした。
さて、運動音痴のワタクシによる素手投げなど見るに堪えないので、以下の機材を検討しておりました。
・パチンコ
・弓矢
・バズーカ
・手裏剣
で、各種弾に括り付けたり直接射出したりといったやり方で検証しようと思っていた矢先に、アレ。
▲クロスボウ許可制
(画像引用元:警視庁より
施行前に買っても警察署に引き渡さなければならない。
施行後に買うなら許可申請が必要。
チョーク飛ばす実験したいので、クロスボウ所持許可貰っていいすか?
ちょっと何言ってるか分からない(サンドウィッチマン風)
絶対こうなる(確信)
多分職務質問に発展するからやめよう。
結局、クロスボウに代わるインパクトのある射出方法が検討できず、四つだけの絵面を想像してもかなり地味だったのでお蔵入り決定。
ちなみにプラ製のモデルガンでやってみたら、ジャムってモデルガンが無事お亡くなりになりました。
【没理由】法規制された。
●没⑧:爆釣したい貴方、○○型のルアーはいかが?
延べ竿(リールを使わない、純粋に竿と糸だけの仕組みしかない釣り竿)を100均で購入して以来、極稀に多摩川で釣りをしています。
一回一回の期間が空くから毎回リリアンの結び方を忘れるレベルのトーシロの癖に、「餌代が一番掛かるよなあ……」と偉そうにぼやいておりました。
さてココに、小学生向けの素晴らしい本があります。
その中の一節にビンの王冠をひん曲げたものがルアーとして紹介されており、
・餌が無くても釣りできるんだ!
・しかも専用のルアーじゃなくてもいいんだ!
・何なら自作も可能だと!?
と雷撃の如き感銘。
更に、一笑いしたい時に拝謁している『デイリーポータルZ』にて、水生生物に造詣の深い平坂寛氏が執筆した、
・『さじを投げて魚は釣れるか』
上記二つの記事にて特殊な自作ルアーについて書かれていたんですね。
これらから想起して、どうせ作るならルアーとして一般的に存在しないいろいろな形のもの(※内臓やピクトグラム)を作って、何が一番釣れるかやってみようとしたのがこの記事でした。
さて、自作したヘンテコルアーで多摩川に釣りに行きました。
何と開始五分で強烈なヒット。
水面から躍り上がった見事な鯰は、一体全長何cmだったのでしょう。
少なくとも結構なデブだったことは間違いありません。
コイツぁ幸先が良いぜ、と持ち上げた瞬間、
ベ ケ ッ
アッ!?(゚Д゚;)
写真を撮る暇も無し。
100均延べ竿は節で折れ、デブ鯰に引き摺られて川へ消えていきました。
鯰の口に針刺さりっぱなしだし、竿の一部と自作ルアーの一作目(つまりゴミ)が川に流れてしまったし、一体私はどうしたらいいの。
その後近辺を散策し、たまたま何処かに引っかかって取れたのであろう竿の一部のみ回収できたものの、自然破壊的側面で見れば焼け石に水。
デブ鯰に一言「帰れ」と言われている気がしたので、意気消沈して帰宅しました。
なお後日、きちんとした装備をお持ちの知人にルアーを使ってもらい検証したものの、似たり寄ったりの釣果で特別爆釣ということは起きませんでした。
【没理由】自然破壊に加担した上、特筆すべき結果にもならなかった。
※なお、同じ理由で釣り系のネタが全部墓場送りになっています。
●没⑨:生活保護を受ける理由
もうこれは語るべくもありません。
特定を防ぐため、あくまでも想定事例として記述を進めていたものですが、『生活保護』自体が非常にセンシティブ。
受給理由なんて書いたところで「そんな理由で受けてるヤツとか殺せよ」等と荒れる予感しかしませんでした。
例え想定事例(即ち「創作」)だったとしても、そのような荒れ模様を見て生保利用者の皆様が気持ちよく思うはずも無い。
そこで受給者の悲喜交々ではなく、「受けるならこういう現実があるから注意して」と指摘するに留める方向に舵を切りました。
▲それがコレです。ご査収下さい。
ちなみに受給理由にフォーカスしたものは、真面目に執筆した上で文芸フリマに出す予定です。
興味のある方が、頭ごなしに否定するような輩ではない方々が、生活保護及び社会福祉について真剣に考える題材になればいいなと思います。
【没理由】荒れるのが目に見えた。
●没⑩:報告書二種-第四の壁を超えて皆様へ-
『SCP財団』という言葉、インターネット上においては大分市民権を得たと言いますか、耳馴染みのあるものになってきたのではないかと思います。
そこで私も二つ程執筆し、サンドボックスに投下して財団の皆様にご意見を伺おうと思ったのですが、それには当然財団職員になる必要があります。
で、財団への就職≒会員登録というのがかなりの鬼門。
▲同じ状況の人がまあ出るわ出るわ
「財団からメールが届かない」
つまり会員登録するに必要なWikidotからの仮登録メールがいつまで経っても来ないので、そもそも参戦自体できないと。
勿論コレを平然と放置するような財団ではありません。
数字を含まない且つhotmail(現・Outlook.com)ではないメルアドにして下さいと。
どうやらWikidotさんはMicrosoftが大嫌いである様子。
それはそれとしてこの条件をクリアしているメルアドを使っても迷惑メールフォルダにすらやってこないとはどういうことなんですかね?
フリーメール系(Gmail、Yahoo、iCloud、AOL)で捨てアド10個ずつ作っても全部ダメ、所持しているキャリア系(mineo、jcom)もダメ。
もしや受信設定で『迷惑メールフォルダに来る奴は入れずに削除』とかなってるのかと思い確認しましたが、それも無し。
で、いろいろな質問サイトで尋ねても、返ってくるのはこのコメント。
「ココに書いてありますよ!」
知ってんねんそんなことは!(大声)
通り一遍のことはやってあると文章(※)見て予想してくれい!(筆者渾身の鬱憤)
※きちんと「『SCP財団参加の手引き』を読んで弾かれる可能性のあるものを作り直したが、フリー・キャリア共にアウト、受信設定も確認したが問題は見当たらなかった」という旨を書いている。
集合知というのは、財団への会員登録においては全く存在しないんだなと思いました。
流石『第四の壁』の向こう側の存在。
というわけで、そもそも記事に起こす以前の話でした。チャンチャン♪
【没理由】財団に入れなかった。
----------
【結論】
ウケる企画を作る人って凄い。
----------
【おまけ:総括短歌】
取り敢えず思いついたら記録して ダメだとなったら捨てるも勇気
----------
【Staff】
企画・構成 清水舞鈴
撮影 清水舞鈴
編集 清水舞鈴
制作 清水舞鈴
監督 清水舞鈴
【Special Thanks】
下畑オリー氏
鎌池和馬氏(『とある魔術の禁書目録』著者)
風間りんぺい氏(『ぼくらの大冒険ハンドブック』著者)
警視庁
口にルアーが刺さったまま泳ぎ去ったデブ鯰
謎のルアーで釣りをするよう依頼されて快く応じた知人
スペシャルサンクスまできっちりと読む、画面の前の貴方
▲もう一個没になりそうなもの。
どうすっかな、コレ……
The END.