▲本気出してプレイした。死んだ(直球)
コロナ禍で一気に広まった「室内でできる運動系ゲーム」。
ワタクシの家でも、『RingFit Adventure』を親が手に入れたので、それはそれは本気を出してやったわけですよ。
結果はタイトルの通りです。
●ウチにNintendo Switchが来た
2020年某日。
散々ぱら品薄だったSwitchを、父が二つ手に入れました。
片方は本体のみ、もう片方は『RingFit Adventure』同梱セット。
どうも方々で応募をしまくっていたら、たまたま当たっちゃったらしい。
そんなところで運を使うなよと憎まれ口を叩きつつ、Switchを起動。
ネット設定をして『RingFit Adventure』を入れ、早速個人データを作る父。
追って私と母もデータを作りました。
※例によって兄は手をつけていない
で、このゲームに登場する『リング』というキャラクターが、凄くイイ。
▲この子(任天堂公式より)
見た目ピラミッド内部に彫られていそうな面構えの謎の存在ですが、ボイスを男声・女声と選べるんです。
声優さんは不明ですが、どちらもとっても爽やか&キュート。
男「綺麗だよ! キマってるゥ! まだ行ける!」
女「カッコイイ! イケてるゥ! イイよ!」
傍で聞いていると微妙な笑顔を浮かべざるを得ない程の褒めちぎりっぷり。
腹の出たおっさんが女声の応援に、もしくはデブいおばさんがイケメンボイスに、ニヤニヤしながらプレイする様は薄気味悪いというか気持ち悪いというか……。
段々トレーニングが進んでいくと、ニヤニヤする余裕が全く無くなってくるけど。
これに加えて英語・仏語・独語・西語(スペイン)・西語(ラテンアメリカ)・伊語・蘭語・韓語・中語という無駄に凄い多言語対応。
性別2種×9言語=ボイス18種。
そして似ている声の声優さんを各国とも連れてきているとはいえ、やはりイントネーションや雰囲気には差異があります。
女声の韓国語にしてよりキュートかつ溌剌とした応援を聞いたり、男声の伊語にして筋骨隆々の紳士を思い描いたりと、ボイスだけでかなりの自由度。
で、そんな己が好みの『リング』に応援されるがままに、ガンガンに室内を素足で高速足踏みしてステージを進んでいくのが本ゲームのメインの動き。
ガンガンに堅い床の室内を素足で高速足踏みして
ガ ン ガ ン に
堅 い 床 を
▲結果こう!!(※イメージ)
●起きたら歩けなかった
始めてから一ヶ月後のある朝。
激痛を目覚ましに六時半起床。
床に爪先をついてみる。
ゆっくりとなら、痛みつつも足首を曲げられる。
でもスタスタ歩こうとすれば、半端ではない電流がいちいち往復する。
私の職場は、スピードが命。
職場に休みの連絡が取れたところで、整形外科の探査を開始。
駅近……徒歩一分で行けるところ……(欲張り)
村木整形外科さん、いいところに建ってるじゃあないですか!(歓喜)
というわけで、早速ここにGoすることにしましょう。
●診察、撮影、結果は……
一番の地獄は自宅から駅までの十分弱と、ちょいちょい起こる電車の急ブレーキによる足踏み込みの瞬間でしたが、そんなことはともかく着きました。
▲言い忘れてたけど今回
当時の写真が残ってないので
イメージ画像作ったりとか
Google Mapより切り抜いたりします
▲一瞬獣医かと思った
何故ワンコ。
でも『村木整形外科』って書いてあるから間違いないはずだし、少なくとも獣医ではないだろう。
入ってすぐの目の前は階段。
足に稲妻走らせながら階段を上る趣味は無いので、大人しくエレベーターで上昇。
受付にて初診である旨と症状を伝え、問診票を記入しつつ待つことに。
ところで、この病院は整形外科とリハビリテーション科で構成されています。
整形外科はともかくリハビリ科とは文字通り「リハビリを行う専門医院」。
動かないのを動くように訓練したり機材を使ってほぐしたりといった治療を施すのです。
その内容からも分かる通り、主な通院者はジジババ。
私のような青二才の若造は相当珍しいと見え、背の丸いおばあ様に話しかけられました。
ホホホと笑うおばあ様。
その後リハビリ科に呼ばれてテクテク歩いて去りました。
「清水さーん」
私も丁度呼ばれたので、問診票片手に診察室へIN。
先生は朗らかかつテンポ良く質問を投げかけてきました。
で、一応撮影。
刮目せよ諸君。
ゲームで腱鞘炎起こしたぞ私は。
「湿布と飲み薬出しておきます。使い切っても痛かったらまた来て下さい」
と晴れやかに言われました。
その後、向かいの薬局で薬を貰う際にも薬剤師さんに若干笑われ、職場でも休んだ理由を話したら呆れ笑いされ、方々でウケる羽目に。
その間にも薬はきっちりと効いていき、一週間分使い終わる頃には腫れも痛みも引いていました。
●反省の末、運動再開
ガンガンに堅い床を素足で高速足踏み。
どう考えても身体に良い訳がありません。
あくまでもマットを敷いたり室内用の運動靴を履くなり、何かしらの保護を講じなければ。
後は……ゲームの強度を下げるくらいかなあ?
そう思いつつゲームの設定を開いてみました。
▲あっ
サイレントモード
足踏みではなく、その場で膝を弾ませることでダッシュの代わりにする、というもののようです。
どうやらマンションなどにお住まいの方々に向けたモードのようで、下階の住民に騒音被害を巻き起こさずともプレイできますよということらしい。
これ見つけた時思いました。
流 石 任 天 堂
しかも高速足踏みより楽そうなので、運動がそもそも苦手とか嫌いとかいう人にも選ばれそう。
迷わずONにしてゲーム再開。
いぇーい、膝を弾ませるだけでダッシュ扱いだなんて、最高だぜ~。
あ、階段の駆け上がりだ。
これはより深く、より早く膝を曲げ伸ばしすればいいのね~。
あー楽だわー。
翌朝。
以下、病院に行くところからもう一周。
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【結論】
どっちも関節です。
酷使すれば腱鞘炎になります。
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【おまけ:総括短歌】
何事も「過ぎる」は毒ぞ 運動の強度を緩めて長期計画
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【Staff】
企画・構成 清水舞鈴
撮影 清水舞鈴
編集 清水舞鈴
制作 清水舞鈴
監督 清水舞鈴
【Special Thanks】
村木整形外科
話しかけてきた可愛らしいおばあ様
うっかりツボったお医者さん
写真AC(今回の画像ほぼ全て)
Google Map(地図・病院の写真)
ゲームで腱鞘炎になった私の穴を埋めた職場の皆様
スペシャルサンクスまできっちりと読む、画面の前の貴方
▲腱鞘炎になった運動強度(最大は30)。
この程度でなるんだから
関節の弱さがよく分かるというものだ
The END.