清水の舞台から縄ばしごで降りる

次回は4月末に更新です。ナンパってまだ生き残っているんですね。

中国四千年のKawaii『猫耳』

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▲こ、これを食べるッ!?

最近知った料理に猫耳というものがあります。

衝撃的な名前で脳裏に焼き付いていたのですが、この度私も食べましたのでご報告。

 


●ただの団子だよ

のっけからネタばらしになりますが、小麦粉団子(ダンプリング)です。

みみ』や『耳うどん』と同じような、中華料理の一種。

本物の猫の耳を食品として喰らうという、動物愛護協会クレーム待った無しの話ではありませんので念のため。

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▲こういう奴ね(WikipediaよりShizhao氏撮影)

というわけで友人に作って頂きました。

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▲小麦粉練って玉にして

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▲親指でスライドするように軽く潰し

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▲茹でる

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▲適当なスープに浮かべて完成

うむ、もちもちとした食感と塩味のスープが合わさり、味わいはとてもシンプル。

癖が無いので食べやすく、腹持ちもなかなか。

極限までミニマムにしたすいとんだと思って頂ければいいでしょうか。

さっと身体を温める軽食としてとても良いですね。

 

ところで、こちらの料理の名の由来、くるんと丸まった可愛らしい形の麺がそう見えるから猫耳だとか。

 

……。

 

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▲これと

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▲これが

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▲同じ……?

もうちょっとどうにかならんかね。

 

●真・猫耳作成

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▲まずは小麦粉練り練り

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▲こちらは肉を練り練り

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▲包み包んで湯で茹でる

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▲一方お供は鶏ガラスープ

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▲葱と生姜(チューブでいい)で中華風

後は盛り付けて完成。

その全貌がこちら!

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▲ドンッ

猫耳に見えないなら、猫だと示してあげればいいじゃない。

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▲もっちもちだにゃ

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▲耳もしっかり三角形だにゃ

猫は水が苦手なので、こんな風に浸かることはまず無いのですが、それは置いといて……。

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▲味はただの水餃子にゃ

餡を作っている時点で簡単とは言い難いし、皮は薄力粉練っただけなので若干パサつくし、なにより本来の猫耳料理から離れている気もしますが、概ね美味しかったからいいや。

 

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【結論】

料理は名付けたもんがち。

そう見えなくても料理名になっているものがチラホラ。

 

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【おまけ:総括短歌】

猫耳と みみ 耳うどん オレッキエッテ 小麦粉で作る耳の皆様

 

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【Staff】

企画・構成   清水舞鈴

撮影      清水舞鈴

編集      清水舞鈴

制作      清水舞鈴

監督      清水舞鈴

 

【Special Thanks】

写真素材足成(猫・子猫の画像) 

 

猫耳という料理を名前だけ紹介してきた中国人留学生

猫耳を食べると聞いて険しい顔を向けてきた猫好きの友人

その様子を見て秒速で逃走した友人の飼い猫

誤解をとくためわざわざ作り方を教えに来てくれたもう一人の友人

 

スペシャルサンクスまできっちりと読む、画面の前の貴方

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後書きらしいものは特に無いのですが、 万に一つ作りたいと仰る希有な方に向けて材料だけ書き残しておきます。

 

【餡】

・豚挽肉 ・ニラ

・片栗粉 ・生姜

・塩

 

【生地】

・薄力粉 ・片栗粉

・塩(ほんの一つまみ)

 

【スープ】

・葱 ・生姜

・粉末鶏ガラスープ

 

これらを好きな量で、記事中と同じ手順で作ればまず問題ありません。

水餃子ほど神経を張らなくても出来るので、余った豚挽肉があれば是非。

The END.