▲そこを秘する意味
日本企業・アダストリアが展開するファッションブランド『niko and...』。
あの『...』が物言いたげで、気になる。
気になるので良い感じの語呂で整えてみました。
●ブランド名の意味
そもそも『niko and...』の『niko』って誰よ? と調べてみると、
▲人じゃなかった
なるほど、頭文字を取ったんですね。
つまり『niko and...』とは訳すと、「私のことは私が一番知ってるし、それに……」って感じでしょうか。
更にオンラインショップのブランド説明には、こんなことが書かれています。
▲不足の提示
「何か足りない」と。
ミニマリストだってちょっとはモノ持ってますし、確かに「生まれたまま」から少し何か欲しいところ。
そうすると『…』は足りないもの・何か欲しいものが入るのでしょうか。
●『and』が入る語呂のイイ皆様
もう少し考えてみましょう。
『and』を使った言葉で、何か「補い合う」とか「欲しいもの」というイメージのものはないでしょうか。
▲オギー&コックローチ(NETFLIXより)
フランス版『トムとジェリー』。
かつてはカートゥーンネットワークでも放送されていました。
いねむり大好き猫のオギーと、それぞれに知恵のある三匹のゴキブリの皆様によるドタバタコメディ。
退治しようと躍起になりつつも、実際に殺そうとはしない程よい距離感が和みます。
(三匹を空き缶に閉じ込めたものの、実際にそれがゴミ収集車に持って行かれそうになると取り戻しに行くというエピソードがあった)
M-1優勝者でないにも関わらず、多数のレギュラー番組を持ち、しかも漫才やコントのライブもしっかり行っているのはこのお二方くらいではないでしょうか?
おでぶぅかつボケのタカ氏に緩く叩いてツッコミを入れる細身のトシ氏。
売れてくるとピン活動が増えることがままあるお笑いコンビというものにおいて、必ず二人で出るようにしているという姿勢も、視聴者に安心感を抱かせています。
ちなみに近所の子供に「タカアンドトシって知ってる?」と聞いたら「ライオンとサルの人」って返ってきました。謝れ。
▲Johnson & Johnson(公式HPより)
『ジョンソン®ベビーローション』が家にあるという人も多いのでは?
私はそれで知っていたのですが、もっと身近なところだと『バンドエイド』!
そう、絆創膏を指す普通名詞と化したあの手当て用品を製造・販売する会社です。
ジョンソン(長男)・ジョンソン(次男)・ジョンソン(三男)が興した会社故にこの名前なのですね。
いろんな業界の『and』を引っ張ってみました。
『ビリー&マンディ』とか『テツandトモ』とか『エー・アンド・デイ』とかまだまだ沢山ありますが、これらに共通する語呂の良さは、
①『and』の前と後の単語が同じ文字数
②『and』の前より後の方が文字数が多い
のどちらかに分けられるものです。
発音してみると何となくお分かり頂けると思いますが、文字数の多い単語を先に持ってくると、何とも発音しづらいんですよね。
英文で、『To play the guitar is easy for me.』ではなく『It is easy for me to play the guitar.』というように、やたら長くなる要素は後ろに持っていくよう習いませんでしたか?
日本語も、大量の修飾語をつけた主語は嫌われますよね。
どうも人間は、頭でっかちな文章を苦手とするようです。
●いよいよ『…』を考える
・『私のことは私が一番知ってるし、それに……』に続く形
・『…』は足りないものや欲しいものが入る
・『niko(ニコ)』と同じor多い文字数
以上を踏まえたり踏まえなかったりして作ってみました。
▲ニコアンドモフ
『nico and neco(ニコアンドネコ)』だと愛猫家限定になるので、もっと広く……ということでモフ。
犬飼いたい!
▲ニコアンドエンゼル
『niko』が一瞬『nike(ニケ=勝利の女神)』に見えたので一つ。
ご加護が欲しいと切に願う今日この頃。
▲ニコアンドビール
ニコはきっとチョコ系のつまみ。
「すいません、取り敢えずビールと……あと、ニコを二個」
「ビール一つとニコ二個入りま~す!」
▲ニコアンドエール
笑顔と応援!
アイドルがやっているコンビニ商品の宣伝に思えたのは何故なのか。
▲ニコアンドダイヤモンド
オネエさんのコンビかな?
何となくニコは温和な、ダイヤモンドは毒舌な感じがします。
▲ニコアンドアンガー
正確が真反対の二卵性双子っぽい。
片方が日本語なのにもう片方が英語なのも、デコボココンビ感があって良い。
▲ニコアンドス
京都にありそうだな~と一瞬思ったのですが、「どす」だけでそう感じたということに二秒で気付きました。
ちなみに『niko and se(ニコアンドセ)』だと、セだけ妙に浮く感じがして合いませんでした。
何でだろ?
▲ニコアンドニコ
そこはかとなく漂う『NANA』感。
以上、取り敢えず八個作ってみました。
こうやって埋めてみようとすると分かるんですが、何でも突っ込めそうで実はあんまりしっくりくるものが無いんですよ。
▲言うなれば、こう行けるかと思ったら
▲割と全部では無かった
▲合うものって実はかなり少ないのでは? という疑念
今の一文をわざわざ『niko and...』で再構成する意味があったのかというツッコミは聞こえなかったことにします。
要するにこの八個は『niko and...』に合致したエリートです。
皆様の心にも是非刻んで下さい。
そして新たな『niko and...』適合者が出現したら、是非コメントなどで教えて下さい。
▲ちなみに画像検索で出てきた先駆者の方の写真
▲あと『niko and...』自身が展開する
ライフスタイル提案系の店(公式より)
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【結論】
不足を考えるのは、意外と頭使う。
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【おまけ:総括短歌】
『niko and...』 広告記事でも何でも無い 不足が何かと考える遊戯
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【Staff】
企画・構成 清水舞鈴
撮影 清水舞鈴
編集 清水舞鈴
制作 清水舞鈴
監督 清水舞鈴
【Special Thanks】
株式会社アダストリア
『オギー&コックローチ』
Gaumont Film Company
タカアンドトシのお二方
吉本興業株式会社
吉本興業ホールディングス
Johnson & Johnson
『NANA』
矢沢あい氏(↑の作者)
スペシャルサンクスまできっちりと読む、画面の前の貴方
▲こちらのドット手前も気になる
The END.