▲あら幻想的!(撮影年:2017年)
目が悪いことを活かして、この世の景色をもっと楽しむ方法を見つけました。
世の中の視力悪い皆さん、必見です。
●視力が悪すぎる
ワタクシの裸眼視力は酷いです。左が0.08、右が0.04。
え、どれ程悪いか分からないって?
このサイトの一番上が判別できないレベルだと思ってください。
画像を貼り付けようとも思ったんですが、パソコンかスマホか、モニターの大きさによって縮尺が変わってしまうのでやめました(諦念)
数値を見ると分かりますが、右の方が悪い。
どうやら利き目が右だったようで、読書・執筆・ゲーム・プログラミングで無意識に酷使した結果、近視&乱視が急激に進んでしまったのです。
とはいえ左も左で凄いことになっているので……
▲常人では考えられないほど矯正力の強い眼鏡と
▲ソフトコンタクトレンズを使っている
たま~に「裸眼で過ごしてみようか」という気の迷いが発生することがありますが、
▲わー、水彩画だー
▲それとも油絵の抽象画かな?
美術館に行く必要が無くなるレベルで景色が溶けます。
外出時に裸眼でいる=命の危険が跳ね上がるのです。
私だけでなく、人のも。
----------
●目が痛ぇ
さて、そんな悪視(=視力が悪い)のワタクシがタイトルに書いた事実に気づくのは二年前、2017年夏に遡ります。
人事院面接を受けに行ったある日のこと。
私はコンタクトレンズを着けておりました。
ところが、右目が何か痛い。ゴロゴロして、瞬きする度にチクチクする。
駅のトイレに駆け込んで調べると、右目だけ真っ赤っか。
ああ、ドライアイだ、とすぐ気づきました。
▲昨日『仁王』を六時間やったからか……!
合格の分水嶺となる日の前日に、六時間も何をやっているのかというツッコミは聞こえません。
とにかく、今着けているレンズがドライアイにダメージを与えていることは自明の理。
外して、右だけ裸眼で行きました。
え? 左目は外さなかったのかって?
予備のレンズに付け替えなかったのかって?
だって、痛いのは右目だけですよ?
何故痛くも赤くもなっていない左目まで外さなければならないのですか。
そのために予備をワンペア使うのかい?(貧乏性)
夏侯惇殿や伊達政宗公など、隻眼の偉人の前例だってあるんですから。
片目さえ無事なら歩ける(至言)
で、面接までの道も、面接本番も、帰り道も、ずーっとクッキリ左目+ボヤボヤ右目でやり通しました。
そうしたら見える景色が面白いんですよ、これが!
----------
●クッキリ+ボヤボヤ=?
左右で見え方が違うことで、どう面白いのか。
見て頂いた方が早いですね。
▲左と
▲右ではそれぞれこう見えるが……
▲両目で見るとこう!
やたら神々しい。
オーラが出てる。
ニンテンドー3DSのカメラソフトに『白昼夢カメラ(※光がぼんやりと広がったファンシーな写真が撮れる機能)』なる機能がありましたね。
それを己の眼でやるのが悪視の実力。
光が強ければ強いほど神々しくなりやすく、点々だとなお分かり易いです。
しかしはっきりした光源が無くとも、妖精が宿っているかのようなふんわり感で異世界感も出ます。
というわけで、天然白昼夢カメラのギャラリーを一挙にご覧ください!
----------
●昼夜無関係ファンシー8連発
▲大韓民国釜山市・東莱別荘
▲上空からの景色
▲東京都府中市・竹明かりイベント
@大國霊神社前の欅並木
----------
●やり方と注意点
▲コンタクトレンズを片側だけつけるか
▲眼鏡の片側のレンズをすっぽ抜いて装備する
以上。
本当にやり方はこれだけです。
視力の悪い方を裸眼にするとかなり綺麗に見えますし、乱視が入ってると最高です。
レッツファンシー!
※※注意(絶守)※※
▲①乗り物にライドしないこと
自身で運転するものは、一秒たりともレッツファンシーしてはいけません。
三輪車・一輪車・リカンベント・セグウェイ・車椅子もダメです。
仕事で使う乗り物の場合、「何で仕事中にレッツファンシーしてんだ」と超叱られます。そしてほぼ100%クビ。
また公共交通機関においては、車内移動が発生する時・緊急事態時にはやってはいけません。
ギャラリーの一枚が飛行機からの映像となっていますが、トイレに行くだの不時着するだのという時には厳禁です。
ロープウェイ・馬車・乗り合いバスなんかも対象ですね。
▲②人がいるエリアに行かないこと
徒歩であっても駄目です。
身の危険が迫りそうな場所(川・海・高所)も不可。
▲③三十秒以上やらない
初めてやると十秒も持ちません。それくらい疲れます。
眼精疲労待ったなし。
----------
●ネタばらし
ここまでドヤドヤと語っておいてなんですが、この現象、きちんと名前があります。
『不同視』
それを人工的に作り出しているだけの話です。
不同視とは簡単に言えば、左右で視力が大幅に違う弱視の一種。
立体視がしにくくなり、目が非常に疲れやすくなる状態です。
・立体視がしにくい
=人や物との距離感が分からない
・目が疲れやすくなる
=一時的に更に視力が悪くなる
実際に不同視である方曰く「片目で遠くを、もう片目で近くを見る」らしく、セルフ多焦点レンズ状態で便利に思えます。
しかし目を向けるとは、両目でそこを見ようとするということ。
その距離を見るのに向いていない方の目の筋肉が必死にピントを合わせようとして、やがて疲弊します。
結果、皆さんも大分聞き馴染んできた『眼精疲労』に至るのです。
そして元々「見る」というのは、目に映った情報を脳で統合・処理しているに過ぎません。
脳の立場にしてみれば、プロが撮影した映画のリールとド素人作成の下手くそカメラワーク&ピンぼけYoutube動画を焼いたDVDを持ってこられて「これを合わせて世界一の興行収入作品にしてください」と言われてるようなもの。
当たり前ですが超疲れます。
脳が疲れれば、判断力が鈍る。
判断力が鈍れば、咄嗟の行動ができなくなる。
その上、目も疲れ切ってろくに見られない状態。
こんな有様で運転したり危険なところに行ったりしようものなら……。
----------
【結論】
・立ち止まって
・短時間だけ
・安全に
レッツファンシー。
----------
【おまけ:総括短歌】
悪い目で 矯正・裸眼も 楽しめる でも考えて 周りの迷惑
----------
【Staff】
企画・構成 清水舞鈴
撮影 清水舞鈴
編集 清水舞鈴
制作 清水舞鈴
監督 清水舞鈴
【Special Thanks】
ルックスオティカ・ジャパン株式会社(Ray-Banの日本での販売者)
スペシャルサンクスまできっちりと読む、画面の前の貴方
今まで続けてきた副題ですが、本稿から『副題』としての側面を無くし『本記事で述べ忘れていたこと』や『セルフ突っ込み』『蛇足』など、後書き的な感じで書いていこうと思います。
(※結構無理のある副題もあったしね)
2018年3月に唐突に上梓し、たまたま多くの方の目に触れたことでコンスタントにご覧頂いてきました。
そこから早一年と半年も経過し、今月・十一月はワタクシめの誕生月。
(※二十五になっちまったぜ! 年齢=恋愛未経験歴のとてつもないアラサー!)
何かをやめる・変えるにはうってつけ。
というわけでこの文章を持って、本稿の『後書き』とさせて頂きます。
今後とも月に一回ちまちま垂れ流していきますが、よろしくお願いいたします。
The END.