清水の舞台から縄ばしごで降りる

次回は4月末に更新です。ナンパってまだ生き残っているんですね。

絶景は身近にある

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▲これぞ絶景!

 

テレビで「絶景特集」が組まれると、つい見てしまいますね。

満ち潮のモン・サン・ミッシェル、夜の九份、風の無い日のウユニ塩湖……。

 

そして見終わると、皆さん、こう思いませんか?

「あ~あ、行ってみたいなあ。でもお金かかるし、そんな長い休みも取れないや」

 

解決は簡単です。「行ける場所に絶景がある」と知っておくのです。

 


 

●絶景とは何か

そもそも皆さん、「絶景」って何だと思いますか?

「絶景」とか「名所」で検索すると……

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▲青い池(北海道・じゃらんニュース)

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▲セノーテ(メキシコ・トラベルコ)

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▲氷の峡谷(グリーンランドGIGAZINE)

青い画像ばかりですが、今日の私のラッキーカラーが青だったこととは何も関係ありません。

とにかく、こういった大自然の妙」を見せつけられる景色こそが絶景と言われるのでしょう。

 

ですが、ちょっとこれを見て下さい。

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秋吉台(山口県じゃらんニュース)

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▲ニューヨークの街並み(アメリカ・GIGAZINE)

じゃらんニュースとGIGAZINEを悪く言うつもりは微塵もありません。

確かに美しいと思います。一面の自然と、洗練された都会のビル群……。

 

ただ、これ……

 

 

ぶっちゃけ……

 

 

 

草っ原じゃん!? ただの都会じゃん!?

 

これを絶景=「大自然の妙」に当てはめることが、貴方に出来ますか。

草っ原なんざそこいらにあるし、都会のビル群なんて憧れこそすれ絶景として見るものですか?

あのじゃらんニュースが、GigaZiNEが取り上げる程のものですか!?

 

これが絶景になるんなら、近所に絶景なんて幾つもあるのでは?

というわけで今回のテーマは、『近所の絶景を見つけよう』です。

 

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●近所の絶景BEST3

今回の選定基準は以下の通りです。

 

①癒やされるかどうか(別名:私の好み) 10点満点

②電車で乗り換え無く行けるかor自転車での直行が可能か(交通の便) 10点満点

期間限定か 

 

最後の「期間限定」については少し説明を。

絶景の説明に、「紅葉の綺麗な秋が見頃」「冬季は閉鎖されます」などのコメントがあります。

これは「今しか見られない」という付加価値をつけることで、人を集めようというものです。

それも基準に入れましょう。

 

なお③の比重が圧倒的に高いことを先に言っておきます。

満点? さあ、分かりません。 

 

第3位 市ヶ谷橋上からの景色 

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▲①5点 ②8点 ③7点(春・夜推奨・昼可) 計20点

JR市ヶ谷駅から徒歩30秒という距離、外濠の気品、そして付近の外濠公園。

夜に行けば、都会の街並みを眺めつつも、整備された自然の美しさを享受できます。 

 

デートにもオススメですね。

彼氏と歩いていると、急に手を繋ごうとしてくる。戸惑う彼女。

水面に反射する街灯りが星の様に輝いて、ムードを演出してくる。

心を悟られないよう、そっと握り返す。

言葉はいらない。もう少し歩いていたい。

そんな雰囲気に最適です。

 

彼氏いないけどね!

 

【余談①】 

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▲市ヶ谷フィッシュセンターには

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▲たまにカメレオンが入荷される

【余談②】

撮影当日はカメレオンこそいませんでしたが……

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▲ドラゴンの子どもを発見

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▲流石の値段だった

【余談③】

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▲車の運転手への注意書き

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▲やっちゃったんだね

 

第2位 中央本線立川駅-日野駅間、多摩橋梁上の景色

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▲①8点 ②10点 ③5点(通年・晴れ推奨・実測17秒) 計23点

乗車中に見える景色です。

晴れていると、写真のように遠くの山麓の連なりが見えます。

 

この景色を知ったのは、高校生になり、定期券を使うようになった頃です。

定期券とは、最初に料金を塊で払うことで、使用期間内・区間内なら何処で改札を通っても無料になるシステムのこと。

逆に言うと「改札さえ出なければ、どこまで行ってもOK」です。

そのため、時間の許す限りに下りの中央本線に乗っていき、いろんなものをサボっていました。

 

あれから五年。

 

相変わらず中州に侵入して釣りをしているおじさんがいるし、禁止場所なのにBBQしてるアホ共はいるし、橋から何か紙を破いて捨てているきっと失恋したに違いない方もいらっしゃる。

休日を満喫してる感が凄いですね。

ワタクシもこうして写真を撮るためだけに電車に乗っているので、人のこと言えませんが。

 

あの山の向こうには何があるのでしょうか。

地理の知識で大人の想像をしてみましょう。

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▲えーっと、Google Mapだとここだから……

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▲この方角に見ているわけだ

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▲すると山々はこれか

百名山(◎)が入ってたんですね。

 

・川乗山 ・白石山 ・大岳山

武甲山 ・伊豆ヶ岳 ・三頭山

・酉谷山 ◎大菩薩嶺 ・小楢山

乾徳山 ◎甲武信ヶ岳

 

でもどれがそのツノなの……? (←山岳無知宣言)

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▲その向こうにはやはり百名山八ヶ岳と、

エアコンで名前が広まった霧ヶ峰

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▲最終的に栓抜きっぽい石川県に到着。

直線上は漆器で有名な輪島市かな

そうか、あの山の向こうには、長野ののどかな村々と、関東圏の方々なら林間学校でお世話になる八ヶ岳、そして富山県、石川県があるのだな。

 

私は当時、若干ファンタジーな想像をしていました。

山の向こうに烏天狗の集落があり、都市開発に抗っているというものです。

……平成狸合戦ぽんぽこ? 何のことですかね。

 

しかし今後は具体的な想像もできます。

 

こちらで中央線が通過している時分、そちらの皆さんは何をしていますか?

皆さんも山を見て、あの向こうに行きたいとお思いでしょうか。

東京に行きたいと考えている方もいらっしゃるでしょうか。

ブリは、ホタルイカは、美味しいですか?

おすすめの場所を教えて欲しいです。

 

……ところで、さっきから視線を感じませんか。

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▲どうしたウォーリー

全世界でかくれんぼとは、凄い体力ですね。

(※Mapをスキャンしたのがその日でした)

 

第1位 日大法学部三号館の建て直し中だから見える、その向こうの建物と空

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▲①10点 ②9点 ③∞(完成したら二度と見られない) 計∞点

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広い。青い。白い雲の流れていく一部始終が、見える。

この界隈でどれだけ久しぶりか。

 

ビル風が吹き込む。

当たり前だ。今まで狭いところばかり通ってきたんだ。

こんな広いところ、今行かずいつ行くのさ。

風が物凄く楽しんでいるよ(※めっちゃ吹き荒んでたんです)。

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▲反対側からもどうぞ。感じて下さい、この空間の広がりを!

え? 三号館があった時の写真が無いから、凄さが分からない?

……撮・り・忘・れ・ま・し・た!

ちっくしょおぉ! ごめんなさあああい!!

(記事を書こうと思ったきっかけが三号館の解体だったため。

解体されると知らなかったから、撮ってなかったんです。

泣くしかねぇ)

 

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【結論】

 空は、広い。

 

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空って大きいですね。

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▲ちなみに、三号館完全解体終了後の様子

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▲ど真ん中にバケット(ショベルカーの先っぽ)が落ちていた。次はそこからかな?

 

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【おまけ:総括短歌】

遠きより 近きを尊び 見るべきぞ 地に花しげり 空に雲ゆき

 

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【Staff】

企画・構成 清水舞鈴

撮影    清水舞鈴

編集    清水舞鈴

制作    清水舞鈴

監督    清水舞鈴

 

【Special Thanks】

神田川

市ヶ谷橋

市ヶ谷橋上で撮影していても気に留めずにおいてくれた通行人の皆様

市ヶ谷フィッシュセンター(三京 水産株式会社)

 

多摩川 

JR東日本中央本線各駅停車高尾行

車内で景色を撮影していても特に咎めずにおいてくれた乗客の皆様

「君、乗り鉄!?」と嬉しそうに勘違いした乗り鉄おじさん

 

Google Map

日本百名山一覧

大菩薩嶺の向こう、長野県の方々

霧ヶ峰の向こう、富山県の方々

富山県の向こう、石川県の方々

石川県の端たる輪島市

 

日本大学法学部三号館

 

じゃらんニュース (リクルートライフスタイル)

トラベルコ(株式会社オープンドア)

GIGAZINE

西村まさゆき氏(石川県栓抜きの企画者)

 

スペシャルサンクスまできっちりと読む、画面の前の貴方

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、この記事には副題があります。

『画像の重さの限界に挑む』です。

わざとやったので分かってます……すっげえ重い!

以降はコレ未満に抑えていこうと思います……。

 

The End